資源の有効利用

エア・ウォーターグループは、水や原材料などの多くの資源を製造過程で使用しており、製造過程において産業廃棄物が発生します。そのため、貴重な水資源の再利用や産業廃棄物の3R(リデュース・リユース・リサイクル)に基づく削減など、資源の有効利用に努めています。

水資源の有効利用

エア・ウォーターグループにとって、様々な製品の製造過程において水は不可欠なものです。水の使用量の9割は海水で、産業ガスやケミカル関連事業の工場において発生する熱を冷却するために使用するほか、海水事業における塩やマグネシウムなどの原料として使用しています。農業・食品関連事業の飲料製品の製造ではその原料や冷却水として地下水を使用しており、貴重な水資源を有効利用するとともに、当該地域の行政、住民、他社と協力の上で水量や水質の維持活動に努めております。

清涼飲料水工場における水資源の有効活用

エア・ウォーターグループのゴールドパック(株)は飲料メーカーからの受託による清涼飲料水の生産が大きな事業の柱であり、ペットボトル、缶、紙パックなど幅広い清涼飲料水を提供しています。清涼飲料水の製造には地下水を大量に利用しますが、貴重な水資源を有効利用するために様々な取り組みを行っています。
ゴールドパック(株)のあずみ野工場では一年中安定した温度を保つ地下水を空調に使用しています。空調に使用した地下水は清浄であるため、製品の冷却水に利用し、さらに排水処理場の洗浄水としても再利用しています。地下水以外でも製造の過程で発生した清浄な水をボイラーで再利用し、水資源を無駄なく活用しています。
これからも貴重な水資源の有効活用を行うことで自然と調和した企業活動を推進してまいります。

産業廃棄物の排出

3R(リデュース・リユース・リサイクル)の実践で排出抑制に努め、廃棄物の排出量を適正に把握しています。また、行政から許可を得た委託事業者に委託するなど廃棄物処理法に従った適正な処分を行っています。
2018年度は産業ガスの工場に保管していたPCB廃棄物処分に伴う一時的な増加と、海水事業の工場で生産量増加に伴う汚泥が増加したことにより排出量が増加しています。この増加した汚泥は素材メーカーの副資材として再資源化され有効活用されており、最終処分場の残余年数問題に影響を与えないよう努めています。

産業廃棄物排出量推移

集計範囲:2018年度に廃棄物処理法「多量排出事業者」に該当する工場

2014年度:7社12工場、2015年度:8社13工場、2016~2018年度:10社15工場

食品廃棄物の有効利用

エア・ウォーターグループでは、農業・食品関連事業の生産工場から排出される食品廃棄物の発生抑制およびリサイクルに取り組んでおり、食品リサイクル法に基づき国に報告を行っています。
グループにおける食品廃棄物のリサイクル率は国の定めた目標値の95%を超えています。2018年度は野菜ジュース向けニンジンの処理量増加とお茶の生産量増加により、食品廃棄物の発生量が増加していますが、リサイクル率は前年度より増加しました。今後も植物性残渣の肥料化について処理委託先と共同で推進するなどしてリサイクル率の維持・向上に努めていきます。

食品廃棄物とリサイクル率

食品加工工場における食品廃棄物の有効利用の取り組み

エア・ウォーターグループの(株)トミイチは北海道の各生産地から収穫した、じゃがいもやかぼちゃ、大根などの青果物を、大小さまざまな形や大きさに加工を行い、全国に販売しています。
トミイチではカット野菜の製造過程で発生する多量の野菜の切れ端などが廃棄物となるため、食品廃棄物の有効利用への取り組みを行っています。2018年度は食品廃棄物の97.6%を肥料、残りは家畜用の飼料としてリサイクルをしており、食品廃棄物の100%をリサイクルしています。トミイチは過去6年間にわたって食品廃棄物のリサイクル率100%を達成しており、今後も食品廃棄物のリサイクルによる資源の有効活用に努めていきます。