エア・ウォーターグループは、地球環境問題への対応を「企業の社会的責任」として捉えるだけでなく、持続的な成長につなげていくために、自社の温室効果ガス(GHG)排出量を減らす「責務」と、自社製品・事業を通じた社会のGHG排出削減への「貢献」の両面から取り組みを推進しています。
特に社会のGHG排出削減への「貢献」は、当社グループの重要な成長戦略として捉えており、その取り組みを加速させていきます。
※1 GHGのうち、国内連結子会社のエネルギー起源CO₂排出量(Scope1、2)を対象とする。
※2 国内連結会社のカテゴリ1(購入した製品・サービス)とカテゴリ11(販売した製品の使用)の合計が対象。
エア・ウォーターグループは産業ガスプラントにおける酸素・窒素の製造を中心に事業活動で多くのエネルギーを使用しており、これに伴うCO₂を多量に排出しています。そのため、気候変動対策が事業活動の継続に関わる大きなリスクの一つであると認識し、グループ全体でCO₂排出量の削減に取り組んでいます。合わせて、2050年に自社グル一プの事業活動での力一ボンニュ一トラルはもとより、サプライチェ一ン全体で脱炭素化を目指すとともに、技術革新への不断の取り組みや水素、再生可能エネルギーの利活用などを通じて、力一ボンニュ一卜ラル社会の実現に貢献します。
【 責務 】
エア・ウォーターグループは「環境ビジョン2050」の制定を契機に、気候変動への対応のマイルストーンとして、2030年度の国内連結子会社のCO₂排出量(Scope1・2)の削減目標をKPIに設定しました。新たに定めた目標は、GHGプロトコルを算定ベースに「2030年度に30%削減(2020年度比※)」とし、2050年までにカーボンニュートラルを実現すべく、グループ全体で脱炭素社会の実現に向けて取り組んでまいります。なお、2024年度は、目標の基準年度である2020年度比において、3.0%削減となりました。
また、Scope3排出量の削減目標は国内連結会社のカテゴリ1(購入した製品・サービス)とカテゴリ11(販売した製品の使用)の合計を対象とし、2030年度において2024年度比で売上原単位30%削減することを定め、2025年度よりサプライチェーン排出量の削減に取り組んでいきます。
Scope1、2排出量削減目標
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2030年度目標 |
2020年度実績 |
2022年度実績 |
2023年度実績 |
2024年度実績 |
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30%削減(2020年度比) |
基準値 (2,115千t-CO₂) |
4.0%削減 (2,031千t-CO₂) |
0.4%増加 (2,123千t-CO₂) |
3.0%削減 (2,054千t-CO₂) |
Scope3原単位 目標
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2030年度目標 |
2024年度実績 |
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30%削減(2024年度比) |
基準値 404 t-CO₂e/百万円 |
グループ別Scope3(Cat.1+Cat.11)原単位マップ
エア・ウォー夕ーグループのサプライチェーン全体におけるCO₂排出量を把握するため、2020年度からGHGプロトコルを参考にして、スコープ別に排出量を算定しています。
2024年度のGHG排出量は日本品質保証機構の第三者検証を受けた値です。詳しいデータについては、下記のページをご覧ください。
エア・ウォーターグループは、自社のGHG排出量を減らす取り組みを「責務」と捉え、エネルギー使用量の低減、使用エネルギーの脱炭素化、生産プロセスの改善、技術開発の推進などに取り組んでいます。
当社グループは2025年12月より山口県防府市の防府工場でオンサイトPPA※1スキームを活用した太陽光由来電力の調達を開始します。当社グループ会社の製造拠点が複数立地している防府工場の遊休地に発電事業者が太陽光発電設備を設置、発電された電力を敷地内の各製造拠点で使用いたします。特に製造拠点の1つである産業ガスプラントにおいては、敷地内に設置された大規模再エネ発電設備からの電力調達は国内初※2の事例となります。これにより、当社グループとして年間約4,000t-CO₂のGHG排出量削減が見込まれます。
※1オンサイトPPA…発電事業者が顧客(需要家)の敷地内に太陽光発電設備を設置し、発電した電力を供給する電力購入契約モデル
※2当社調べ
讃岐工場(香川県坂出市)の石炭火力設備を木質バイオマス発電所へ転換するプロジェクトを進めています。本事業は国の補助金制度に採択され、2026 年度着工、2028 年度の運転開始を予定しています。新発電所は出力最大 9,400kW で、建築廃材や間伐材など国内由来の木質バイオマスを主燃料とし、森林資源の循環利用を促進します。稼働後は、坂出市全体の CO₂ 排出量の約 17%に相当する削減効果が見込まれています。さらに、2035 年度には赤穂工場の脱炭素化も完了させ、国内製塩メーカーとして初のカーボンニュートラル達成を目指しています。
当社及びグループ会社の一部は、再生可能エネルギー特別措置法に基づく賦課金の特例措置認定を受けるに当たり、経済産業大臣に対して省エネ投資計画を提出し、これを実行しています。
【 貢献 】
エア・ウォーターグループは、多様な事業領域の成長軸と打ち出した「地球環境」を中心に、事業活動を通じた社会のGHG排出削減を「貢献」と捉え、自社の責務との両面で、GHG排出量削減の取り組みを推進しています。
低炭素・脱炭素に貢献する主な製品・サービスは、FIT制度を活用した木質バイオマス発電事業、液化天然ガス(LNG)の代替燃料となるクリーンなエネルギーの液化バイオメタン(LMB)、積雪地や駐車場へ設置しやすい垂直ソーラー発電システム「VERPA®」などがあり、これらを通じてGHG削減貢献量は現在493千t-CO₂/年(2024年度実績)ですが、2030年度に700千t-CO₂/年以上達成を目指します。
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