エア・ウォーターグループの事業活動は、空気や水に代表される地球資源を活用し、技術やビジネスモデルを掛け合わせることで、人々の暮らしや産業になくてならない製品・サービスを生み出しています。それはまさに、“地球の恵み”の源泉となる地球資源を枯渇させることのない持続可能な事業活動でなくてはなりません。一方で今日の社会が抱えるさまざまな課題は、持続可能な地球と社会の両立による解決を目指しています。社会が希求しているのは、人と地球が共生することによって実現する「サステナブルな未来」です。これらを踏まえ、エア・ウォーターグループが2050年に目指す姿として、サステナブルビジョン「地球、社会との共生により循環型社会を実現する」を定めています。

 

エア・ウォーターグループは、『地球環境』と『ウェルネス(健やかな暮らし)』を成長軸として、「デジタル&インダストリー」「エネルギーソリューション」「ヘルス&セーフティー」「アグリ&フーズ」 の4つの事業領域を有するコングロマリット(複合企業)です。多様な事業領域を有するからこそ、複雑化、多様化する様々な現代社会の課題に、的確かつ柔軟に対応して、解決へと導くことができると考えています。気候変動や資源不足などの環境問題、人と自然との共存、進化し続けるデジタル技術の活用、健康寿命の延伸と、多岐にわたる社会の課題に対し、エア・ウォーターグループならではの取り組みを展開し、社会への具体的な貢献へとつなげていきます。中でも温室効果ガス(CO\( \sf _2 \))排出量の削減は、祖業である産業ガス事業において多くの電力を使用しているエア・ウォーターグループにとって極めて優先度の高い課題であり、常に一歩先の施策に挑戦し続けることで、着実な進展を図っていきます。


エア・ウォーターグループのパーパスは、「地球の恵みを、社会の望みに。」であり、経営理念の中で「地球にかかわる事業の創造と発展に、英知を結集する」ことを掲げています。この創業時から持ち続けてきた地球世界へのまなざしに確かな実績を伴わせることで、真に地球世界から求められる存在へと歩みを進めていきます。どんなに優れた理想像も、実現の努力と実績の積み重ねがあって初めて輝くのだということを常に念頭に置き、経営理念の真摯な追求に邁進いたします。