基本的な考え方

廃棄物発生をゼロ、廃棄物の再使用の促進、また廃棄物の再資源化することにより、資源を循環させるサプライチェーンの実現を目指しています。2021年度実績で65%だった廃棄物リサイクル率を2030年度に80%、さらに2050年に100%を目指して取り組んでいます。

産業廃棄物リサイクル率

2030年度KPI

2021年度実績

2022年度実績

80%

65%

80%

なお、防府バイオマス・石炭混焼発電所の事業譲渡に伴うバウンダリの構造変化、飲料工場で発生した汚泥を肥料として販売したこと(有価物への転換)、食品工場における歩留まりの改善などにより、2022年度にKPIを達成しました。今後は、①生産プロセス改革による発生量の削減、②内製化(自社処理)、③有価物への転換、④リサイクル率の向上を基本方針に、廃棄物削減の取り組みを進めることで、さらなる削減を目指します。

産業廃棄物の排出

産業廃棄物の排出量に占める種類別の割合は、バイオマス発電(㈱日本海水、電力事業)によるばいじんや燃え殻、アグリ&フーズグループの汚泥や動植物性残渣によるものが大きくなっています。

産業廃棄物排出量

産業廃棄物排出量推移

食品廃棄物の有効利用

アグリ&フーズ(農業・食品)事業を展開するエア・ウォ一夕一グル一プにとって、食品系廃棄物の有効活用は重要な課題です。生産工場から排出される食品廃棄物に関しては、食品リサイクル法に則り、リサイクルに取り組んでいます。

かぼちゃの種・ワタを飼料化し、 食品廃棄物の低減に貢献

エア・ウォーター物流(株)は、グループ内の食品工場で取り扱いが多いかぼちゃの加工残渣をフレーク化し、主に畜産農家へ牛用飼料として供給するエコフィード事業を本格的に開始。グループ内で発生する食品廃棄物を、天然植物由来の飼料添加物として有効活用しています。

今後は、かぼちゃの種やワタ以外の残渣を原料とした飼料開発に取り組み、廃棄物の削減に貢献していきます。