エア・ウォーターグループ 生物多様性に関する基本方針

エア・ウォーターグループは、創業以来、空気や水をはじめとした地球の資源を活用し、事業を展開していることから、地球環境を維持することが企業の持続的発展に不可欠であると認識し、「エア・ウォーターグループ環境ビジョン2050」に基づいて、グループ全体で環境負荷低減ならびに環境保全活動に取り組んでいます。

生物多様性の保全と自然資源の持続可能な利用は、気候変動対策とともに、グローバルでの重要な課題であり、エア・ウォーターグループでは、持続的な社会の実現に向けて、生物多様性の保全に関して、以下の行動指針を定めています。

  1. 生物多様性の保全が持続可能な社会の実現のために重要な課題であると認識し、生物多様性への影響を把握するとともに、その影響を削減するための取り組みを継続的に行います。
  2. 環境に配慮した製品・技術の開発に努め、これらの提供・普及を通じて生物多様性の保全に貢献します。
  3. 従業員への啓発活動を通じて生物多様性の保全の重要性を広く周知し、自主的な活動を促進します。また、地域社会とのコミュニケーションを通じて、生物多様性の保全に向けた社会全体の取り組みを活性化させていきます。

水資源(淡水)

エア・ウォー夕ーグループにとって水資源は、製造工程における冷却水、清涼飲料水を製造する際の原料などに使用しており、事業を行うために必要不可欠なものです。水資源はプロセス内における循環利用等に取り組むとともに、使用後の水は分析を行い、水環境に問題がないことを確認したうえで排水しています。

水資源の使用状況

2020年度の海水を除く水資源の使用状況は、事業別でみると農業・食品(現アグリ&フーズ)事業の清涼飲料水工場における原料です。その他、エア・ウォーターグループでは水を設備の冷却水として使用しています。

清涼飲料水工場における水資源の有効利用

エア・ウォーターグループのゴールドパック(株)は飲料メーカーからの受託による清涼飲料水の生産が大きな事業の柱であり、ペットボトル、缶、紙パックなど幅広い清涼飲料水を提供しています。清涼飲料水の製造には地下水を大量に利用しますが、貴重な水資源を有効利用するために様々な取り組みを行っています。

ゴールドパック(株)の恵庭工場では、2020年2月にPETボトルラインを熱間充填方式から無菌充填方式のラインへ更新いたしました。更新の際には、水使用量が少ない機器を選定するとともに、冷却水リサイクルなどの節水施策を実施し、製品1トン当たりの水使用量を2018年比52%削減致しました。
また、松本工場では、農産加工の一工程である濃縮機冷却水の運用改善を6項目実施し、2021年は2018年比で25%削減致しました。その他、空調用に使用した地下水を製品の冷却に利用するなど水資源を無駄なく活用しています。

これからも貴重な水資源の有効活用を行うことで自然と調和した企業活動を推進してまいります。

ゴールドパック㈱恵庭工場
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ゴールドパック㈱恵庭工場

企業の森づくり活動

安曇野エア・ウォーターの森

エア・ウォ一夕ーは、2021年11月より、国土緑化推進機構の「緑の募金」へ継続的な寄付を行いながら、長野県安曇野市堀金地区の市有林の一部を「安曇野エア・ウォーターの森」として森林保全活動に取り組んでいます。
近隣には、エア・ウォー夕ーが運営を行う「安曇野バイオマスエネルギーセン夕ー」があり、周辺地域の間伐材や不要木を活用した小規模バイオマス発電を行うとともに、排出される熱と二酸化炭素(C02)をトマ卜栽培に利用する循環型のエネルギ一供給システムが稼働しています。
こうした農山村固有の資源を有効活用した事業を進めるにあたり、森林を保全し苗木を植えて育てることが循環型社会の実現および地域振興に寄与するという認識のもと、「循環する森づくり」に積極的に取り組むこととしました。地元自治体である安曇野市および国土緑化推進機構と連携協定を締結し、地域社会の皆様とともに森林保全や里山再生に取り組みます。
今後、全国各地の事業拠点を中心に「エア・ウォー夕ーの森」の活動を広げ、地域社会に根差しながら地球環境の保全活動を推進していきます。

化学物質の製造量・輸入量

エア・ウォーターグループは、化学物質のリスク管理のため化学物質の製造量と輸入量を把握しており、化審法に基づき国に製造量と輸入量の届出をしています。2019度はコールケミカル事業を譲渡したため、化学物質の製造量が減少しています。

化学物質の製造量および輸入量

化学物質の排出量・移動量

エア・ウォーターグループは、化学物質の排出量と移動量を把握しており、化管法に基づき第1種指定化学物質を1t以上取り扱う事業者は国に排出量と移動量の届出をしています。

2020年度はケミカル工場において溶剤の使用量が増加したため化学物質の排出量・移動量が増加しています。

排出量・移動量のうち敷地外への移動量が92.5%をしめていますが、産業廃棄物の処理業者へ委託したものです。そのほか大気への排出量が7.3%、水域への排出量が0.2%となっています。

第1種指定化学物質(PRTR物質)の排出量・移動量(t)

PRTR物質の排出量と移動量の割合