水資源の保全、脱プラスチックなど、環境負荷をなくすとともに生物多様性の保全に貢献します。こうした環境影響物質の抑制を進める中で、2030年度の水使用量原単位(売上収益あたりの淡水使用量)を2021年度実績に対して10%削減することを目指して取り組んでいます。
エア・ウォーターグループは、主に清涼飲料水を製造する際の原料として、また、製品の生産や発電する際の設備冷却水として、水資源(淡水)を使用しています。水資源は生産プロセスにおける循環利用などに取り組むとともに、使用後の水は分析を行い、水環境に問題がないことを確認したうえで排水しています。
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2030年度目標 |
2021年度実績 |
2022年度実績 |
2023年度実績 |
2024年度実績 |
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10%削減(2021年度比) |
基準値(40㎥/百万円) |
11.6%削減(36㎥/百万円) |
13.5%削減(35㎥/百万円) |
9.9%削減(36㎥/百万円) |
2030年度目標の達成に向けて、①使用量削減、②再利用化、③生産プロセスの見直しを基本方針に、水使用量の削減を進めます。
エア・ウォーターグループは、化学物質のリスク管理のため化学物質の排出量と移動量を把握しており、PRTR法に基づき国に排出量と移動量の届出をしています。
排出量・移動量のうち敷地外への移動量が88.8%を占めていますが、産業廃棄物の処理業者へ委託したものです。そのほか大気への排出量が10.9%、水域への排出量が0.2%、 下水道への移動が0.1%となっています。
エア・ウォーターグループは、創業以来、空気や水をはじめとした地球の資源を活用し、事業を展開していることから、地球環境を維持することが企業の持続的発展に不可欠であると認識し、「エア・ウォーターグループ環境ビジョン2050」に基づいて、グループ全体で環境負荷低減ならびに環境保全活動に取り組んでいます。
生物多様性の保全と自然資源の持続可能な利用は、気候変動対策とともに、グローバルでの重要な課題であり、エア・ウォーターグループでは、持続的な社会の実現に向けて、生物多様性の保全に関して、以下の行動指針を定めています。
- 生物多様性の保全が持続可能な社会の実現のために重要な課題であると認識し、生物多様性への影響を把握するとともに、その影響を削減するための取り組みを継続的に行います。
- 環境に配慮した製品・技術の開発に努め、これらの提供・普及を通じて生物多様性の保全に貢献します。
- 従業員への啓発活動を通じて生物多様性の保全の重要性を広く周知し、自主的な活動を促進します。また、地域社会とのコミュニケーションを通じて、生物多様性の保全に向けた社会全体の取り組みを活性化させていきます。
エア・ウォ一夕ーは、2021年11月より、長野県安曇野市堀金地区の市有林の一部を「安曇野エア・ウォーターの森」として森林保全活動に取り組んでいます。近隣には、地域循環型のエネルギ一供給システム「安曇野バイオマスエネルギーセン夕ー」が稼働しており、こうした農山村固有の資源を有効活用した事業を進めるにあたり、森林を保全し苗木を植えて育てることが循環型社会の実現および地域振興に寄与するという認識のもと、「循環する森づくり」に積極的に取り組んでいます。
エア・ウォーターグループのゴールドパック株式会社は1991年に長野県安曇野市堀金烏川に飲料工場を設立し、安曇野の豊かな森林が育んだ環境の下で事業活動を行っています。工場の西方に位置する烏川渓谷緑地周辺が水源域の一つにあたるため、自然豊かな水源域の環境保全と森林との共生を図ることを目的に、保全活動に取り組んでいます。
2022年より、安曇野市と「森林(もり)の里親」契約を締結し、市有林の一部を「ゴールドパック常念湧水の森林(もり)」と位置付け、従業員らが中心となって森林保全活動を実施しています。
当社グループの㈱日本海水では、海の恩恵を受けて事業領域を拡大してき会社として、「海と山を一体と捉えた環境保全が重要」であるとの認識を示す象徴的な取り組みとして、兵庫県立国見の森公園の山林約3ヘクタールを『日本海水の森』と名づけて、森林の整備・保全に取り組んでいます。また、この取り組みは従業員の環境意識向上を目的としており、樹木の植栽・下草刈・間伐、遊歩道整備などをCSR活動の一環として実施し、豊かな森づくりに貢献しています。
こうした活動が評価され、㈱日本海水の赤穂工場が、公益社団法人 兵庫県緑化推進協会より、緑豊かで住みよい県土づくりに貢献した優れた実績に対して「ひょうご森づくり活動賞」を受賞しました。
経団連生物多様性宣言イニシアチブ
2024年5月、エア・ウォーターは日本経済団体連合会と経団連自然保護協会が提唱する「経団連生物多様性宣言・行動指針(改定版)」を構成する項目に取り組み、また全体の趣旨に賛同し、「経団連生物多様性宣言イニシアチブ」への参画を決定いたしました。

