事業

肉の加工・保存業(フーズユニット)

依存or影響

リスク

機会

自然資本への依存・影響の詳細

事業インパクト

時間軸

対応策

財務

影響度

依存

リスク

自然からの水の供給サービスへの依存

市水断水、井水渇水による生産停止

短期

・他工場と連携した生産の維持

・複数の水源確保

河川流量、地下水、湖沼の地下水位が自然により調整され、水害などから守られるという、水流調整サービスへの依存

湖沼、河川の氾濫により工場内への浸水による生産への影響

短期

・BCP策定・適切な更新によるサプライチェーン保護、災害に備えた適正在庫管理

自然により浄化された良質な水への依存

上水、井水、工水の水質悪化による生産停止

長期

・水浄化装置の導入

・複数の水源確保

機会

自然からの水の供給サービスへの依存

水使用量の削減による水資源の保護

中期

・工程改善による水使用量の削減

影響

リスク

製造に伴う廃棄物を適切に処理しない場合の生態系への悪影響

不適切な廃棄物処理による環境汚染と

法令違反による操業への影響

短期

・廃棄物処理業者の適切な選定、管理による不適切処理・法令違反防止

機会

製造に伴い発生する固形廃棄物のリサイクル(肥料化)による資源循環

長期

・廃棄物の堆肥化スキームの構築

事業

清涼飲料製造業(アグリユニット)

依存or影響

リスク

機会

自然資本への依存・影響の詳細

事業インパクト

時間軸

対応策

財務

影響度

依存

リスク

自然からの水の供給サービスへの依存

地下水の枯渇による、清涼飲料の製造工場の生産停止と売上への影響

長期

・地域の水協議会の活動を通じ、市内の各企業の井戸量を継続的にモニタリングする。

水使用量の制限による生産量・売り上げの低下

中期

・水の効率的な使用

河川流量、地下水、湖沼の地下水位が自然により調整され、水害などから守られるという、水流調整サービスへの依存

台風や豪雨等の異常気象による操業停止また、道路通行不可による原料調達不可

中期

・複数生産拠点(4工場)での生産品の補完

地下水位低下に伴う地盤沈下による建物や設備の損傷、安全性の低下

長期

・地域の水協議会の活動を通じ、市内の各企業の井戸量を継続的にモニタリングする。

自然により浄化された良質な水への依存

水質汚染によるミネラルウォーター製品の販売損失

長期

・地域の水協議会の活動を通じた市内各企業の水質検査結果のモニタリングと被害防止対応

機会

自然により浄化された良質な水への依存

良質な水を商品とした新たなビジネスチャンス獲得

中期

・浄水設備の性能向上と販売促進

・水の効率的な使用

影響

リスク

製造に伴う廃棄物を適切に処理しない場合の生態系への悪影響

不適切な廃棄物処理による環境汚染と法令違反による操業への影響

短期

・廃棄物処理業者の適切な選定、管理による不適切処理・法令違反防止

事業

バイオマス発電事業(エア・ウォーター小名浜バイオマス電力、日本海水)

依存or影響

リスク

機会

自然資本への依存・影響の詳細

事業インパクト

時間軸

対応策

財務

影響度

依存

リスク

自然からの水の供給サービスへの依存

渇水やそれに伴う取水制限など水供給停止による操業抑制、停止

短期

・供給水量に合致する運転調整

・水の効率的な使用により、水の使用量を削減

自然からのバイオマス燃料の供給への依存

気候変動等によりバイオマス燃料の調達が困難になることによる操業停止や事業撤退

長期

・燃料供給国の分散化

・安定的な燃料調達方法、サプライヤーの確保

バイオマス燃料の持続可能性認証に関する政策変更、法規制の厳格化対応に伴うコスト増

中期

・新規燃料の採用

・認証材調達の徹底

・調達先とのパートナーシップを強化し持続的で安定した調達の確保

バイオマス燃料の需要増加・競争激化に伴う燃料費の高騰

中期

機会

新規燃料の開拓によるバイオマス発電の持続可能性向上、コスト削減

中期

・新規燃料の調達先確保

・新規燃料利用の試験・確認。

・新規燃料認証に対する政府への陳情

影響

リスク

バイオマス燃料の燃焼に伴い排出される、窒素酸化物、粒子状物質などGHG以外の大気汚染物質を適切な除害を行わない場合の生態系への悪影響

窒素酸化物等の排出が法定基準を超過した場合、生態系への悪影響や行政命令による稼働停止の可能性

短期

法令・点検手入基準に基づく管理

製造に伴う廃棄物を適切に処理しない場合の生態系への悪影響

廃棄物に関する種類・量の規制や罰則の強化によるコスト増

短期

・燃料スペックの管理と運転の適正管理による焼却灰の有価物化維持

長期

・廃棄物の有価物化拡大の検討・促進

・有価物に適した焼却灰にするための燃焼技術向上

機会

バイオマス燃料の燃焼による温室効果ガス(CO2)はカーボンニュートラルであることによる、GHG排出量の低減

社会の温室効果ガス排出量削減貢献による利益向上、ブランド価値の向上

中期

・FITからFIPへの転換など非化石価値を最大化する取組

短期

・バイオマス発電の効果のPR継続、林業業界との協調

製造に伴う廃棄物を適切に処理しない場合の生態系への悪影響

焼却灰の有価物化推進による産業廃棄物排出量と処理コストの削減

長期

・廃棄物の有価物化拡大の検討・促進

・有価物に適した焼却灰にするための燃焼技術向上

注:評価する対象はいずれの事業も直接操業とした。