当社とよつ葉乳業株式会社は、新エネルギー財団が主催する令和6年度 新エネ大賞において、「未利用バイオマスを活用した液化バイオメタンによる牛乳・乳製品製造」の取り組みが「新エネルギー財団会長賞」【分散型新エネルギー先進モデル部門】を受賞しましたので、お知らせいたします。

2025年1月29日に行われた表彰式の様子
左から、新エネルギー財団 寺坂会長、よつ葉乳業 井出常務取締役、エア・ウォーター執行役員の末長
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2025年1月29日に行われた表彰式の様子
左から、新エネルギー財団 寺坂会長、よつ葉乳業 井出常務取締役、エア・ウォーター執行役員の末長

本取り組みは、乳製品の製造工場のエネルギーとして液化バイオメタン(LBM)を活用するもので、家畜ふん尿の処理にともなう未利用バイオマスを活用しています。実証から商業化に踏み出し、サプライチェーンのモデルとして評価されました。今後は、LBM地域サプライチェーンのさらなる構築が期待されています。

 

よつ葉乳業の工場はいずれも北海道の酪農主産地に立地しており、近隣の酪農家から排出される家畜ふん尿由来のLBMを調達しやすい環境にあります。工場稼働に必要な熱需要の脱炭素化手法のひとつとしてLBMを採用しました。LBMの供給はエア・ウォーターが担当し、2021年~2022年にかけて実施した実証実験で、LBMが液化天然ガス(LNG)代替燃料として工場で問題なく使用できることを確認しました。2024年5月から、よつ葉乳業十勝主管工場において国内初となるLBM商用利用を開始し、以降、定期的にLNGにLBMを混合して使用しています。これにより、カーボンニュートラルエネルギーを活用した牛乳・乳製品づくりを業界に先駆けて実施しています。

<新エネ大賞について>

「新エネ大賞」は、経済産業省・資源エネルギー庁の委託により財団法人新エネルギー財団が実施するもので、新エネルギーの普及促進に貢献した企業や自治体、非営利団体を対象に、新エネルギーに係る商品および新エネルギーの導入や普及啓発活動などにおいて優れた事例を表彰するものです。
新エネ大賞の詳細はこちら

以上