エア・ウォーターでは、地域とともに歩み続けるエネルギーインフラ企業として、国内LPガス市場の草創期より半世紀以上にわたりLPガスや灯油をお届けしています。また、LNG(液化天然ガス)の輸送・貯槽機器、LPガスを利用した移動電源車など新しいエネルギーソリューションにも積極的に取り組んでいます。現在、エネルギー分野と環境分野を融合し、資源リサイクルやクリーンエネルギーにかかわる新たなビジネスモデルを構築することで、社会課題である脱炭素社会、資源循環型社会の実現に貢献することを目指しています。
100拠点以上の営業ネットワークを有する北海道を中心に、「ハローガス」のブランドでLPガスを供給するほか、灯油の販売や住宅リフォームなど、地域に密着した生活ソリューションビジネスを展開しています。2019年よりベトナムにおいてもLPガス供給事業を開始しました。また、国内4カ所で再生可能エネルギーによる発電事業にも取り組んでいます。
さらに、環境負荷低減の潮流から世界的に需要が高まる LNG 関連事業の拡大に注力しており、祖業の産業ガス分野で培った技術・ノウハウを活かした供給設備のエンジニアリングサービスを通じて、脱炭素社会の実現に貢献しています。
エア・ウォーターグループのさまざまなビジネスモデルと技術革新の融合を進めることで、環境負荷を低減させた新素材の開発・提供や、持続可能な地域循環型のエネルギー供給モデルの構築に取り組んでいます。
具体的には、ゴミとして捨てられる木材・プラスチックを原料として、デッキ材などに使われる人工再生建材「エコロッカ」の製造事業を手掛けるほか、食品残渣・家畜ふん尿・間伐材等の未利用資源をエネルギーとして有効活用する技術開発などの新事業開発を積極的に進めています。