エア・ウォーターは、総合エネルギー企業として、1950年代から半世紀以上にわたり、LPガスや灯油の販売を通じて、お客様のくらしのなかに息づいてきました。また、新しいエネルギーとしてLNG（液化天然ガス）の可能性に古くから着目し、工業用のパイプライン供給やタンクローリーによる供給事業を手掛けています。
LPガス（Liquefied Petroleum Gas：液化石油ガス）は、温室効果ガスの排出が少なく、環境負荷の小さいクリーンなエネルギーとして、家庭用のほか、業務用、自動車用、工業用など幅広く利用されています。
エア・ウォーターの前身企業であるほくさん（本社：札幌市）は、「厳しい寒冷の地に暮らす人々の生活を便利に、そして豊かに」という強い使命感のもと、LPガスが日本に伝わってからわずか2年後の1955年にLPガスの販売を開始します。以来、半世紀以上にわたり、地域の暮らしと産業を支えるエネルギーをお届けしています。北海道・東日本を中心に充填・配送ネットワークを構築しており、「ハローガス」の名でたくさんの方々に親しまれています。
ＬＰガスは、一般住宅における給湯用途以外にも、飲食店などの商業用店舗、病院・公共施設や業務用施設、工場などの産業用エネルギーとしても使用されています。LPガスの供給方式や設備システムを合わせてご提案し、それぞれのお客様に最適なエネルギー供給を実現しています。
灯油は、給湯・暖房用エネルギーや融雪・ロードヒーティングのための熱源などとして日常的に用いられる石油製品です。特に冬の寒さが厳しい北海道での日々の暮らしには欠かせないエネルギーの一つであり、お客様のご家庭のホームタンクまで安定的に直接配送しています。
メタンを主成分とする天然ガスは、硫黄酸化物や煤塵をほとんど排出せず、窒素酸化物、二酸化炭素の排出も化石燃料に比べて少ない、環境にやさしいクリーンなエネルギーです。北海道千歳市の工業団地へ天然ガスの導管供給を行うほか、パイプラインが敷設されていないお客様の受け入れ設備へタンクローリーでLNGをお届けするサテライト供給を展開しています。
工業用液化天然ガス価格 激変緩和対策事業についてのお知らせ
エア・ウォーター株式会社は、引き続き経済産業省の「電気・ガス価格激変緩和対策事業」に参画しております。本事業は、お客さまの使用量に応じたガス料金・電気料金から、政府が指定する単価の値引きを行った事業者に対して、その原資を政府が支援するものです。
CO2排出量が少なく、緊急時でも供給可能な分散型エネルギーという特長を活かし、工業用途において重油などからLPガスやLNGへの燃料転換を提案しています。地域に密着した物流ネットワークと保守・メンテナンス体制を有しており、お客様の事業を確実にサポートします。
大規模な災害の発生で都市ガスや電気の供給が途絶え、ガソリンも入手困難となったとき、最も頼りになる分散型エネルギーが、導管供給を用いないLPガスです。エア・ウォーターでは、これまでの震災の経験を活かして、万が一の災害時に備える防災・BCP対応をご提案しています。
