エア・ウォーターは、多様な事業を展開しており、さまざまな技術資源を保有しています。研究開発部門はこれらを横断的に管理し、グループ各社を含む各事業分野の研究開発を支援します。また、地球環境、ウェルネスの各分野には、それぞれ開発センターが設置されており、事業特性に則ったスピーディーな開発体制を構築しています。

研究開発部門内の技術戦略推進部、知財戦略部では、グループ全体の技術プラットフォームとして、社内の開発支援を行うと共に社外連携を促し、技術開発の加速化を図っています。
また、未来に向けた研究を行う組織として、2025年4月に3つの研究所を新設しました。海水技術研究所は、日本海水とタテホ化学工業の技術を軸に、海水の恵みを社会に届ける研究開発に取り組んでいきます。
再生医療研究所は、歯髄幹細胞の研究を加速させるとともに、医科領域の神経系治療にも対象範囲を拡大し、再生医療の可能性を拡げていきます。
ガス技術研究所は、エアセパレートガス以外の機能性ガスの可能性を追求し、エア・ウォーターならではのガス技術を手に入れます。

お客様のニーズに応える魅力的な製品・サービスの開発には、各事業領域の複合的な組み合わせが求められます。技術戦略部門が横断的に支援することにより、各事業グループの開発センターが斬新なアイデアと高度な技術開発力をより発揮しやすくし、当社グループならではの多様性を活かした独自技術を創出しています。