エア・ウォーターは、「地球の恵みを、社会の望みに。」というパーパスのもと、空気や水をはじめとする地球の恵みを、人々の暮らしや産業に欠かせない価値ある製品・サービス・ソリューションへと進化させ、社会に届け続けてきました。
私たちにとっての研究開発は、このパーパスを実現し、社会課題・顧客課題の解決に挑み続けるための最も重要な手段であり、未来の事業と価値を生み出す源泉です。 産業ガスを基幹技術としながら、グループに広がる多様な技術を融合させ、社会に必要とされる新たな価値の創出に取り組んでいます。

研究開発理念

「地球の恵みを、社会の望みに。」 ― パーパスを体現するために

エア・ウォーターグループは、創業以来、空気や水といった地球の恵みを「なくてはならないもの」へと進化させて、社会に安定的に提供してきました。 これからの時代に求められるのは、限りある地球資源をより賢く・より持続可能に活かす技術です。私たちは、研究開発を通じて、地球資源と社会課題の双方に正面から向き合い、人と地域、そして地球の未来に寄り添う価値を創り出していきます。

産業ガスにとどまらない幅広い技術領域

エア・ウォーターの最大の特長は、産業ガスにとどまらない幅広い技術領域を有していることです。エレクトロニクス材料、ファインケミカル、エネルギー、医療、農業・食品に至るまで、それぞれの事業分野で独自性のある技術を蓄積してきました。私たちはこれらの基盤技術・先端技術を結集し、専門分野の壁を越えた横断的な技術融合(技術シナジー)によって、他にはないエア・ウォーターならではの新技術を生み出すことを目指しています。さらに、学術機関や協力研究機関との積極的な連携を進めることで、独自のビジネスモデル構築にも挑戦しています。

研究開発戦略の基本方針

エア・ウォーターはパーパスの実現に向け、研究開発を3つの基本方針に基づいて推進しています。

基幹事業技術の強化

私たちの祖業である産業ガス事業は、人々の暮らしや産業を支え、安定したキャッシュを生み出すグループの“根幹”です。深冷空気分離、吸着・膜分離、改質、液化・貯蔵、ガス分析といったガス基盤技術を磨き続けるとともに、これらを支える運転・保全ノウハウや設計力を次世代へ着実に継承していくことが、エア・ウォーターの競争力の源泉です。基幹事業技術の強化は、安全・安定供給の信頼性を高めるだけでなく、半導体、脱炭素、医療、農業・食品といったあらゆる成長領域への展開を可能にする「土台」となります。私たちは、この土台を継続的に深化させることで、グループ全体の事業基盤を強くしていきます。

戦略的重点事業の成長に向けた開発

エア・ウォーターは、社会課題と事業機会が交わる領域を戦略的重点事業と位置付け、グループの技術と知見を集中投入しています。具体的には、半導体関連、カーボンニュートラル、ウェルネスなどの分野で、産業ガスを軸に多様な技術を組み合わせた開発を進めています。
たとえば、半導体分野では高純度ガス供給・精製・分析技術や機能性材料の開発、脱炭素分野ではCO₂回収・利活用、低炭素水素、バイオメタンといったクリーンエネルギー関連技術、ウェルネス分野では歯髄幹細胞を活用した再生医療技術や、電子聴診器・AGEsセンサーをはじめとする予防・診断デバイスの開発など、社会課題と市場動向から導き出した技術ロードマップに沿って開発を加速しています。

エア・ウォーターらしさを活かした新規事業開発

エア・ウォーターらしさとは、多様な事業・技術・人材を掛け合わせ、社会に「なくてはならない」価値を生み出す力です。私たちは、技術本部を中心に、広範な事業領域に横串を刺し、あらゆる分野でのガスの新しい用途・新しいソリューションを探索しています。また、社内の技術交流や対外発表、産学官連携、オープンイノベーションを通じて、社内外の知を結びつけ、エア・ウォーターでなければ生み出せない新規事業の創出に挑んでいます。未来の社会に必要となる新しい価値づくりに、これからも挑戦し続けます。

研究開発領域

エア・ウォーターは、社会やお客さまが直面する課題のなかでも、とくに重要性の高い領域に経営資源を集中し、グループに広がる多様な技術を結集することで、エア・ウォーターならではの価値創出に取り組んでいます。研究開発の重点領域は、社会の要請とお客さまの声を起点としています。これらの重点領域を貫く土台となるのが、創業以来磨き続けてきたガス基盤技術です。深冷空気分離、吸着・膜分離、改質、液化・貯蔵、ガス分析といったコア技術に加え、これらを支える運転・保全ノウハウや設計力をグループ全体で次世代へ継承しています。さらに、デジタル技術を組み合わせることで、安全・安定供給と環境負荷低減を両立する次世代のガスインフラへと進化させています。

ガス基盤技術
拡大
ガス基盤技術
CO₂回収
拡大
CO₂回収
クリーンエネルギー(バイオメタン等)
拡大
クリーンエネルギー(バイオメタン等)
機能性樹脂・機能材料等
拡大
機能性樹脂・機能材料等
再生医療
拡大
再生医療
フードロス削減
拡大
フードロス削減