産業ガス関連事業

ドライアイス洗浄システム

ドライアイス粒を高速噴射して油汚れや塗料を除去

ドライアイス洗浄システムは、細かく粉砕したドライアイス粒をブラスト材(投射材)として高速噴射し対象物に衝突させることで、異物を高精度に除去・洗浄する装置システムです。対象物の表面に傷や変形痕を付けにくく、対象物の大掛かりな分解・組み立てが不要なほか、対象物が高温状態でも温度降下を待たず処理することができます。また、洗浄に使用したドライアイスは昇華(気化)して空気中に拡散するため、ブラスト廃棄物が発生しません。
エア・ウォーターグループでは、グループ会社のエア・ウォーター炭酸(株)を通して、ドライアイスの供給から装置システムの提案まで一貫したソリューションサービスを展開しています。

使用ガス CO2ドライアイス

洗浄原理

ドライアイスの特性による剥離作用

  1. 洗浄対象物(母材)に油汚れや塗料などの異物が付着する。
  2. ドライアイスブラストの衝突により、対象物が熱収縮(サーマルショック)し剥離しやすくなる。
    さらに衝突の物理的作用とともに、ドライアイスの昇華により体積膨張し、汚れを剥離する。
  3. ドライアイスは気体(炭酸ガス)へと昇華し、剥離後は付着物だけが残る。

特長

対象物に傷をつけにくい

  • ドライアイスは柔らかい物質で、研磨力が低い為、金属なら傷をつけない

ブラスト材が残らないため、後処理の時間短縮やコスト削減に有効

  • ドライアイスは液体にならず直接固体から気体へと昇華

手や機具が届きにくい細部も洗浄可能

  • 圧縮空気がドライアイスを奥まで送り込んで汚れを掻き出し剥離

洗浄用途が広い

  • 精密なナノレベルの洗浄ならパウダー洗浄、大型設備の頑固な洗浄ならペレット洗浄

環境に優しいECO洗浄

  • ドライアイスは、工業生産の副産物である二酸化炭素の有効利用であり、本来空気中に放出されてしまうものを再資源化したもの

エア・ウォーターの技術優位性

粉砕技術力

洗浄の目的・対象に応じて、ペレット状ドライアイスのまま、もしくは洗浄機内でパウダー化して、最適なブラスト形状にて噴射します。

パウダー洗浄 ペレット洗浄
ブラスト形状
有利性 付着物が薄く、簿材の形状が複雑かつ精密な洗浄に適しています。 付着物に厚みがあり、広範囲の洗浄に適しています。
洗浄事例
  • 精密金型(プラスチック・ゴム)
  • 完成品の脱脂取りや仕上げ
  • 半導体ウエハーの汚染除去
  • 通電設備内の埃取り
  • プラスチック製品のバリ取り
  • クリーンルーム内のコンタミ洗浄
  • その他傷がつきやすい物の洗浄
  • サビ取り
  • 厚みのあるグリス取り
  • ダイカスト金型や設備の洗浄
  • 土場床の洗浄
  • 樹脂スクリューの洗浄
  • 焦げ付き
  • 頑固に付着しているもの全般

流体技術力・ノズル技術力

ブラストノズルには、ブラストがスパイラル状に回転して投射される「サイクロンノズル」を搭載した装置タイプを選択することができます。同ノズルは、ノズル口から噴射される圧縮空気とドライアイスブラストが洗浄箇所に一極集中するよう高度に流体制御されており、効率的に洗浄を行うことができます。

用途

  • 自動車製造業界 (離型剤・溶接スパッター・グリス塗料の除去、組立ラインの洗浄)
  • タイヤ製造 (タイヤ金型からの残留加硫物の除去)
  • 鋳造工場 (金型やダイカスト金型からの離型・接合剤の除去)
  • 化学工場 (機器等の内部洗浄)
  • スチール・金属・機械の製造 (生産ラインの洗浄)

製品ラインアップ

※横スクロールでご覧いただけます。

品名 GT-100 GT-200 GT-300E
ペレット洗浄能力
パウダー洗浄能力 △(オプション設定) △(オプション設定)
ドライアイスタンク容量 10 kg 10 kg(最大25kg 10 kg(最大25kg
ドライアイス消費量 20 ~ 70 kg/h(調整可) 20 ~ 70 kg/h(調整可) 20 ~ 100 kg/h(調整可)
本体重量 30 kg 40 kg 75 kg
電源 不要 不要 AC100 V
ガンの仕様 軽量型、ハンディ型 ガンホース型 ガンホース型

※オプションによる最大容量

洗浄例

  • 大型設備に付着した油とサビ

  • 印刷機に付着したインク・塗料

  • プラスチック射出成形機に付着した炭化物

  • 回路基盤に付着した粉塵と埃

  • ゴム金型に付着したゴム加硫

  • プラスチック金型(皮シボ)に付着した樹脂ガス

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