海水関連事業

マグネシア製品

エア・ウォーターグループのタテホ化学工業(株)では、海水から食塩を取り出した後に採れる「苦汁(にがり)」と、高品位の生石灰から、酸化マグネシウムを生産し、幅広い産業用途に応じた製品として世界市場に供給しています。
焼成温度や結晶径を高度にコントロールすることで、それぞれ特性の異なる性質をもつ酸化マグネシウム(マグネシア)を多彩に生み出しています。
粒子径が数ミリの酸化マグネシウムは鉄との反応性が低いため、鉄を溶かす炉の耐火物に使用されます。一方、数ミクロンの粒子は、鉄と反応させる工程を含む電磁鋼板の製造に使用されます。このように、当社グループの酸化マグネシウムは粒子の大きさで全く異なる性質を示すユニークな材料となっています。

電磁鋼板用酸化マグネシウム

軽焼酸化マグネシウムは、水酸化マグネシウムを低温焼成することで得られる酸化マグネシウムのことで、粒子が小さく、反応性に優れており、表面処理剤やセラミック原料として用いられています。
当社グループの軽焼酸化マグネシウムを電磁鋼板の焼鈍分離剤として用いた場合には、世界最高品質の電磁特性が得られることで知られており、世界で認められた独自の技術商材となっています。
電磁鋼板は、発電機、変圧機、モーターなどの鉄心に使われる電力機器には欠かせない材料です。この電磁鋼板の製造プロセス中で、酸化マグネシウムが欠かせない材料の1つとして使われています。

  • 製造風景
  • 商品 軽焼酸化マグネシウム
  • 用途 変圧器
  • 用途 変圧所

絶縁材料用酸化マグネシウム

酸化マグネシウムは、電気絶縁性と熱伝導性に優れています。
これらの特長により、主に、シーズヒータの絶縁充填材として使われています。シーズヒータは、金属パイプの中に電熱線をコイル状に収め、電熱線の周囲に電融酸化マグネシウムが充填されている構造になっており、電気炊飯器、アイロン、ホットプレートなどの家電製品から成型金型加熱用、シール溶着加熱用などの工業用機器に至るまで幅広い範囲で使われています。電融酸化マグネシウムは、電熱線に流れる電気を絶縁し、高温に耐えながら、熱のみを効率よくパイプに伝える役割を担っています。
その他にも、電融酸化マグネシウムを成形して作成した酸化マグネシウム碍子は、発熱線を巻き付ける絶縁コアや金属線のガイド材として、カートリッジヒーターやグロープラグなどに使用されています。

  • 商品 電熱用電融酸化マグネシウム
  • 商品 酸化マグネシウム碍子
  • 用途 ヒーター
  • 用途 グロープラグ

耐火材料用酸化マグネシウム

酸化マグネシウムは、酸化物の中で最も融点が高く、熱伝導性に優れているため、過酷な条件下での耐火物として使用されています。日本ではじめて工業化に成功した当社グループの電融酸化マグネシウムは、成長させた大型結晶を粉砕して製造しているため、重焼酸化マグネシウム(マグネシアクリンカー)よりもさらに、安定性に優れています。
当社グループの電融酸化マグネシウムは、主に電気炉や製鉄所の転炉の内張り、取鍋に用いられるマグカーボン煉瓦に使われています。
また、電融酸化マグネシウムを用いて、煉瓦、セッター、ルツボ、匣鉢など様々な形状のセラミックス製品も製造しています。
焼成用容器として、耐溶融金属に対する耐食性が優れているのが特長です。
さらに、世界ではじめて工業化に成功した大型の酸化マグネシウム単結晶は、各種薄膜形成用基板として、先端分野で使用されています。

  • 製造風景
  • 商品 電融酸化マグネシウム
  • 商品 酸化マグネシウム単結晶基板
  • 用途 マグカーボンレンガ

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