海水関連事業

マグネシア事業

海水資源国で生まれた「オンリーワン技術」で世界シェアのブランドを確立

エア・ウォーターの海水事業を担うタテホ化学工業(株)は、海水や、海水から生成される苦汁(にがり)を原料として、高機能・高付加価値の酸化マグネシウム(マグネシア)粉末やセラミックス製品をさまざまな産業に供給しています。

マグネシウムとは

マグネシウムは、地殻構成物質の中では、ケイ素、アルミニウム、鉄、カルシウムに次いで5番目に豊富に存在する物質であり、海水中にも0.13%含まれています。800tの海水から約1tのマグネシウムを産出することができ、マグネシウム資源は事実上無尽蔵にあるとされています。また、マグネシウムは、生体必須のミネラルでもあり、人体に約20gあることでも知られています。タテホ化学工業では、この資源を独自の技術で有効活用し、各種マグネシア製品の安定供給に努めています。

各種マグネシア製品の製造過程

酸化マグネシウムができるまで

※窯業業界では、酸化マグネシウム(MgO)をマグネシアと称しています。

マグネシアの特性

  • 最も耐熱性の高い酸化物(融点2825℃)
  • 実用的に最も熱伝導性の良い酸化物(熱伝導率60W・m-1・K-1
  • 絶縁性が高い酸化物(電気抵抗率1014Ω・cm)

各種マグネシア製品に関してはこちら

海水資源国で生まれたオンリーワン技術

高品質かつ高純度の製品を生み出す「結晶コントロール技術」や「焼成技術」は、1966年の創業以来、長年に渡って培われたタテホ化学工業独自の技術です。酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、電融酸化マグネシウムなど各種製品市場で高いブランド力を確立しています。

結晶コントロール技術

数センチの大きな粒子から数ミクロンの微細粒子まで、様々な大きさの粒子を製造する技術や、立方体、板状、棒状、八面体、球状など様々な形状の粒子を製造する優れた制御技術とノウハウを持っています。

焼成技術

高級電磁鋼板用マグネシアを製造するため、世界最高水準の精密な焼成制御技術を持っています。

生産体制

電磁鋼板用酸化マグネシウムは、兵庫県赤穂市の赤穂工場と福岡県北九州市の響灘工場の2拠点で生産しています。絶縁材料用酸化マグネシウムは、中国大連市の工場と兵庫県赤穂市の赤穂工場の2拠点で生産しています。酸化マグネシウムセラミックスは、兵庫県赤穂市の有年工場と米国ミズーリ州の工場の2拠点で生産しています。
このように複数の場所で生産することにより、もしもの災害時にも安定供給できる体制を構築しています。

原料苦汁の安定供給による事業基盤強化

酸化マグネシウムの原料である苦汁は、海水から塩を分離した後に残る資源です。(株)日本海水は、製塩過程で発生する高品位な苦汁をタテホ化学工業に供給しています。このようにグループ内の連携によって酸化マグネシウムの生産能力を増強することで、積極的なグローバル展開を進めています。

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