産業ガス事業の根幹技術である深冷空気分離のプロセスエンジニアリングを軸に、産業ガス製造装置や配管設備、各種ガスアプリケーションの設計・製作から施工、安全管理、メンテナンスまでを一貫して展開。エア・ウォーターグループの海外展開や大手半導体メーカーの旺盛な生産増強、さらに装置の大型化にも対応できるエンジニアリング体制を構築しています。

高度な技術力と的確なサービス力で産業ガスの機器製作を展開

ガス供給エンジニアリング

新規工場建設や既存工場の増設に伴うガス製造装置・ガス供給設備工事のエンジニアリングを行います。独自の吸着技術・膜分離技術・反応技術・精製技術を駆使し、深冷空気分離装置、高効率小型酸素・窒素分離装置(VSU)、窒素ガス発生装置(V1シリーズ)、PSA式酸素発生装置(VPシリーズ)、水素発生装置(VHシリーズ)などの各種ガス発生装置に関する設計・施工・メンテナンス・安全・品質管理の総合エンジニアリングを行っています。

超低温・高真空エンジニアリング

超低温・高真空技術は産業ガスの供給に不可欠な技術領域です。産業ガスの輸送や利用に欠かせないLGC(液化低温容器)、CE(低温液化ガス貯槽)・低温液化ガスローリー、真空断熱配管、遠心ポンプ、空温式蒸発器といった設備機器を設計・施工しています。絶対零度に近い温度帯のコントロール技術を活用した独自の技術・新製品の開発に注力しています。

エネルギー供給エンジニアリング

低炭素社会への移行の高まりを受けて、石油依存度の低減や省エネルギー化が進められ、石油系ガスからLNG(天然ガス)への燃料転換が進められています。当社ではLNGタンクローリーや輸送コンテナの製造や、貯蔵タンク、LNGサテライト設備の設計・施工を行っています。また、長年培ってきた極低温技術と独自のノウハウを活かして、新技術開発と既存技術応用に積極的に取り組んできます。

製作拠点

堺製作所

ものづくりに対する高い専門性と技能・技術、設計ノウハウを蓄積し空気分離プラントや各種ガス発生装置、CE等の産業ガス関連機器を製作しています。
また、大型設備だけでなく、半導体・液晶・LNG関連設備からロケット関連設備までさまざまな用途のガス供給ユニットも多数製作しています。多様なニーズに対応すべく、製造設備の強化に取り組んできます。

福島製作所

極低温状態の液化ガスを安全に貯蔵するためのタンクおよび供給機器など中小型のガス供給設備を中心に製作しています。BCP(事業継続計画)対策の観点から、製造・供給ネットワークの拡充している東日本エリアにおける製作拠点の役割も担っています。

札幌製作所

最先端の極低温技術を有し、LNGコンテナや低温液化ガスローリーを軸に、大型容器や真空断熱配管、人工空気製造装置、ガス供給ユニット等の製作を行っています。国内で初めてLNG燃料船用燃料供給設備を開発し出荷するなど、LNGの新たな供給モデルの開発を行っています。

関連ページ

エア・ウォーター・エンジニアリング㈱

各種ガス発生装置・LNG関連機器の設計・製作・販売・メンテナンス