株主・投資家情報

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株主・投資家の皆様をはじめ、当社グループに関わるステークホルダーの皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 さて、2017年5月12日に発表しました2017年3月期(2016年4月1日~2017年3月31日)決算の概要についてご報告させていただきます。

2016年度の事業環境全般としては、米国をはじめ世界経済の回復に歩調をあわせる形で、輸出を中心とする国内製造業が持ち直しに転じ、総じて緩やかな回復基調となりました。一方で、新規生産設備に対する投資は慎重な姿勢が続き、国内景気全般の回復には力強さの欠けるものとなりました。こうしたなか、ケミカルは、タール蒸留事業を中心に厳しい環境が続きました。しかしながら、産業ガスは、地域生産拠点の拡充を進めるとともに、高炉向けをはじめ広い範囲でガス販売量が増加し業績を支えました。医療、農業・食品は、積極的なM&Aによる事業領域の拡大と体制の強化を図りました。エネルギーは、収益力強化のための構造改革が進展し、「ねずみの集団経営」を支える海水、物流などの企業群も、着実に業績に貢献しました。

当期の連結業績は、売上高は6,705億円(前期比101.5%)、営業利益は413億円(前期比104.6%)、経常利益は413億円(前期比117.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益は、223億円(前期比110.9%)となり、売上高、各利益とも過去最高額となりました。

2017年度は、当社グループにおける業容の拡大と今後の成長戦略を踏まえ、「経営の継続性」を維持しながらも、「体制の若返り」を順次進めていくことを目的に、本年4月1日付けをもって最高業務執行責任者(COO)である代表取締役社長の新人事を含めた経営体制の改革を実施しました。あわせて社長・COOの業務執行そのものを担う「社長室」の設置、地域代表役員の配備、物流カンパニーの新設をはじめとして、今後当社グループが永続して成長発展を続けるために必要な経営体制の整備を行っています。「全天候型経営」と「ねずみの集団経営」の徹底により、環境変化に強い企業体質をさらに追求し、「2020年度1兆円企業ビジョン」を実現してまいります。

2017年5月

豊田 昌洋

エア・ウォーター株式会社
代表取締役会長 CEO・最高経営責任者