エア・ウォーターでは、循環型社会の実現と地域振興への取り組みとして、長野県安曇野市堀金地区の市有林を「安曇野エア・ウォーターの森」と名付け、森林保全活動を行っています。2022年6月11日には長野県安曇野市、国土緑化推進機構、エア・ウォーターの3者による森林整備の協定に基づき、記念式典を開催しました。

 

看板を囲む記念式典の参加者
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看板を囲む記念式典の参加者

林業、地域活性化に貢献 「循環する森づくり」に積極的に取り組む

安曇野市近郊にはエア・ウォーターグループの事業拠点が集積しており、同市内にはエア・ウォーター農園や、その敷地内にエア・ウォーター東日本が運営する「安曇野バイオマスエネルギーセンター」があります。ここでは、周辺地域の森林の間伐材や不要木を活用したバイオマス発電を行うとともに、排出される熱とCO2をトマト栽培に利用する循環型のエネルギー供給システムが稼働中。地域材の活用と雇用を創出することで林業、地域活性化に貢献しています。

 

こうした農山村固有の貴重な資源を有効活用していくには、当社自身も森林を保全し苗木を植えて育てることが循環型社会の実現および地域振興に寄与すると考え、国土緑化推進機構「緑の募金」へ継続的な寄附を行いながら、「循環する森づくり」に積極的に取り組んでいます。

 

安曇野バイオマスエネルギーセンター
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安曇野バイオマスエネルギーセンター

ミズナラの苗木、300本を植樹

ミズナラの樹を記念植樹
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ミズナラの樹を記念植樹

森林保全活動では、ミズナラの苗木約300本を植樹。苗周辺の土を踏んで押し固めることで、しっかりと根付きはじめています。

 

エア・ウォーター東日本 甲信越支社長の有賀は安曇野エア・ウォーターの森への想いをこう語ります。

「森林や緑は、きれいな空気や水を供給し、国土を災害から守るとともに、CO2を吸収して地球温暖化を防止するなど、私たちの生活に多くの恵みをもたらし、安らぎと潤いを与えてくれます。安曇野市の貴重な財産である森を皆さんと一緒に大切に育んでいきます」

エア・ウォーター東日本では啓蒙活動として、名刺に緑の募金ロゴマークを印字し、甲信越支社内の事務所(3か所)に募金箱を設置。11月には同社従業員を中心に秋の保全活動も実施するなど、引き続き、積極的に活動しています。

保全活動に取り組むエア・ウォーター東日本の従業員
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保全活動に取り組むエア・ウォーター東日本の従業員
森の美化に努める
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森の美化に努める
安曇野エア・ウォーター森からの眺望
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安曇野エア・ウォーター森からの眺望

グループ会社も森林保全活動を展開

森林保全活動に参加したゴールドパック従業員
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森林保全活動に参加したゴールドパック従業員

さらに、グループの飲料メーカー、ゴールドパックも安曇野市と「森林(もり)の里親」契約を2022年4月に締結し、森林保全活動を行っています。

安曇野の豊かな森林が育んだ環境の下で1991年から同社は「あずみ野工場」を稼働。工場周辺の地下水起源を科学的根拠に基づき調査したところ、同工場の西方に位置する烏川渓谷緑地周辺が水源域の一つにあたると判明し、この地域の自然豊かな水源域の環境保全と森林との共生を図っていきます。

主な樹種としてアカマツ、カラマツが植生しており、同社従業員を中心に森林保全活動を実施しています。

エア・ウォーターグループは全国各地の事業拠点を中心に森林保全活動を広げ、循環型社会の実現と地域社会に根差しながら地球環境の保全を推進していきます。

 

掲載日:2022年11月