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#13災害時にも地域に貢献できるLPガス事業を目指して
災害対応型コインランドリーの開発秘話

2020年1月、栃木県宇都宮市にあるホームセンター「カインズ宇都宮平出店」の駐車場には、コインランドリーがオープン。一見、どこにでもあるコインランドリーですが、実は、災害時に停電しても、備蓄しているLPガスをエネルギー源として発電し、洗濯機や乾燥機が利用できる「災害対応型コインランドリー」です。その開発に至る経緯を探ります。

多発する自然災害で避難が長期化、その時を想定して・・・

昨今、大規模な地震や台風など自然災害が頻発しています。こうした大規模な災害時には、停電で家庭の洗濯機が使用できなくなったり、浸水や後片付けなどで汚れ物が多く出たりするなど、全国各地のさまざまな状況を見てきました。また、感染予防の観点からも、より衛生面に配慮した洗濯の機会の確保が必要であり、生活インフラとしてコインランドリーのニーズが高まっていると感じてきました。

「災害対応型コインランドリー」発案の直接のきっかけは、千葉県で発生した大規模停電でした。2019年9月、台風15号により千葉県内では約2000本の電柱が損傷・倒壊、送電線をつなぐ鉄塔も2基倒壊するなど甚大な被害を受け、長期間にわたり大規模な停電が発生しました。停電エリアに住む被災住民が、たくさんの汚れ物を抱えて、停電被害を免れたコインランドリーに長蛇の列をなしている光景を見て、災害時でも洗濯や乾燥ができるコインランドリーの必要性をおおいに感じました。
LPガス供給事業者として地域に貢献したいという思いから、災害に強い分散型エネルギーの特長を活かした「災害対応型コインランドリー」の開発に着手しました。

備蓄・運搬可能な災害に強いLPガスの特徴を活かす

エア・ウォーターは、2011年の東日本大震災を機に、日本初のLPガスを用いた移動電源車を開発。地域の災害対策として全国のLPガス充填所等に配備。北海道胆振東部地震や熊本地震などにおいて、電力供給を行ってきました。
そうした経験やノウハウをコインランドリーにも活用、停電時でも洗濯機・乾燥機が利用できるよう設計しました。特に、災害対応型コインランドリーの「標準仕様」として、3日分以上フル稼働できるLPガスを貯槽するLPガスタンクを設置。通常時は乾燥機のエネルギー源として用いますが、災害時には、備え付けの発電機を動かすエネルギー源として使用を想定しています。停電時に電気が使える場所はとても貴重で、地域住民の災害拠点や携帯電話の充電スポットとして開放することができるのです。

また、2020年10月には、北海道苫小牧市と「災害時における施設等の提供に関する協定」を締結。苫小牧市内において災害が発生した場合に、携帯電話への給電や避難者に対する洗濯機及び乾燥機等の提供を行います。今後さらに自治体との連携を進め、LP ガス供給事業者としてさらに地域に密着したサービスを展開していきます。

エア・ウォーターが考えるこれからの地域貢献は防災・減災

現在、コインランドリーは全国で約2万店あると言われており、共働き世帯の増加による家事の時短ニーズの高まりや布団クリーニング需要の増加により、さらに拡大が見込まれています。エア・ウォーターは今後、コインランドリーにおけるガス需要の拡大を図るとともに、いざという時、地域の防災拠点としての役割を果たすことができる「災害対応型コインランドリー」の設置を進めていきます。

SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」には、自然災害等にあっても、いち早く元の状態に回復できる持続可能なまちづくりがテーマに掲げられています。エア・ウォーターは、地域に根づいたさまざまな事業を行っており、いつか起こりうる災害のことまでを考えた「防災」や「減災」までも、その地域で暮らす方々への貢献ではないかと考えます。コロナ収束後には、店舗でのイベントや地域の防災訓練などを通して、災害対応型コインランドリーの有用性を地域の皆さんに知っていただく機会を増やしていきたいと考えています。

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