スペシャルコンテンツクリーンエネルギーソリューション

#11地域とともに発展するバイオマス発電事業
赤穂発電所のコージェネレーションシステム

エア・ウォーターのグループ会社である㈱日本海水では、伝統ある製塩業を受け継ぐ兵庫県赤穂市において、海水を濃縮して煮詰めた塩を製造しています。この過程では、大量の電気と蒸気が必要です。そのため、製塩事業を行う赤穂工場では、2015年より木質バイオマス・天然ガス発電を組み合わせた環境配慮型の発電事業を展開しています。

海の恵みをいただく塩づくりだから 環境にも配慮する

製塩工程では、くみ上げた海水を大量の電気と蒸気により濃縮し、塩の結晶を作ります。日本海水では、発電設備が老朽化したため、2015年に石油コークス焚から木質バイオマス・天然ガス融合型のコージェネレーションシステムへと更新し、同時に電力の外販をはじめました。発電時に発生する熱は海水を蒸発させるために使うので、エネルギー効率が飛躍的に向上。また、赤穂市全世帯の消費電力の2倍に相当する電力を発電し、地域に安定してお届けしています。この電力は、木質バイオマス発電による再生可能エネルギーであるため、年間17万トンのCO2排出量削減を達成しています※。
※植物由来の燃料は、燃焼によって発生したCO2が大気に放出されても、それは植物が成長時に光合成で取り込んだ分が循環しているとする考え方(カーボンニュートラル)
※PCボイラーでの発電をバイオマス発電に置き換えた場合

地域の木材資源に価値を見出し、活かして使う

赤穂工場のバイオマス発電は、山林に放置されていた間伐材や建築廃材等の木質資源をバイオマス燃料として利用していることも特長です。燃料として使用するバイオマスは年間約20万トン、そのうち約半分は近隣の山林から集めた間伐材などで作られた木質チップです。チップ工場は、発電所のすぐ近くに建設しました。大量の木質チップを継続的に発電所で使用することで、地域の林業・木材産業の活性化を後押ししています。

山が豊かになれば、流れ出る河川がたどり着く海も豊かになります。日本海水は、「海」の恵みを受けて事業を行う海水産業のパイオニア。だからこそ、治山治水まで考えた資源循環型のシステムをつくることは理想の取り組みです。2021年には第2バイオマス発電所(木質バイオマス使用量年間約23.5万トン)及び第2チップ工場が稼働しています。今後も地球環境の保全と地域の発展に貢献する事業を続けていきます。

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