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#10医療現場や人命救助を支える血漿輸送
低温管理輸送技術を活かしたメディカル物流

エア・ウォーターグループでは、液化ガスの自社配送※で培った低温管理輸送技術を活かし、幅広い物流事業を展開しています。今後、テクノロジーがいかに発達しても、モノを動かす機能がなければ、産業も医療も、ひいては日常生活も成り立たちません。なかでも特長的な事業のひとつに、「原料血漿(けっしょう)輸送」があります。

※製造した液化酸素(マイナス183℃)や液化窒素(マイナス196℃)をタンクローリーで、工場や病院などのお客様へお届けしています。

原料血漿輸送システムで日本の血液事業を支える

血液中に55%程度含まれている 「血漿」。やけどやショック症状に効くアルブミン製剤、重度の感染症に効果のあるグロブリン製剤など、重要な役割を果たす薬の原料として用いられています。血液に関する輸送は、成分に応じて保管温度が異なる為、輸送にはそれぞれの要求に応じた物流機器を用います。中でも血漿分画製剤(血漿中の特定のたんぱく質を化学的に分離してつくった製剤)の元となる原料血漿は、常にマイナス20℃以下の温度環境下で保管しなければなりません。

エア・ウォーターは長きに渡り、この社会的責任の大きな業務に深く関わってきました。自社開発のクーリングコンテナと専用の輸送車両の導入によってシームレスな温度管理を施し、原料血漿貯留保管施設など(国内7カ所)に、年間94万リットルを超える血漿を輸送しています。

高品質なメディカル物流サービスを確立

全国の血液センターで献血によって採取された原料血漿は、凍結後「バスケット」に収納され、「クーリングコンテナ」に保管されます。クーリングコンテナは、地方ブロックごとに設けられた集荷基地へと運ばれ、専用トラックによる物流ネットワークを活かし、納品先へと輸送されます。温度管理と輸送情報を一か所(北海道千歳市)でコントロールすることで、血漿の品質を保っています。以前は、発砲スチロールの容器にドライアイスを詰めたものが使われていましたが、繰り返し使えるコンテナの開発と物流システムが確立したことにより、品質管理の徹底や資源のムダをなくすことに寄与し、血漿輸送のインフラを構築しました。

SDGsの目標3では、あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確実にし、福祉を推進することが掲げられていますが、そこには多岐にわたる具体的な課題が挙げられています。持続可能な医療・健康システムの構築のために、エア・ウォーターでは、医療事業だけでなく高品質なメディカル物流サービスを通じても、医療現場や人命救助に貢献しているのです。

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