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加工性

- 熱膨張性黒鉛TEG

柔軟性に優れ、軽量であり、簡単にカットが可能など、
熱膨張性黒鉛TEGは加工性に優れています。

熱を加える事で膨張したTEGは、バインダーを使うことなく圧縮させることができ、
容易にシート状に加工ができます。
この加工性を活かし、一般的に、黒鉛シート・グラファイト(黒鉛)シートの材料として
よく使われます。

樹脂・ゴムなどの可燃材料にTEGを混ぜる場合は、
いったん、それらを溶かしながらTEGを混ぜる必要が有ります。
そのためには、多くの場合、200℃程度の高温条件が必要ですが、
TEGはその温度帯では形状、性能が変化しないため、加工条件の選定に優れています。

Feature Feature

熱膨張性黒鉛(TEG)の加工性としての具体的な特徴

01 幅広い種類の樹脂(汎用樹脂~エンジニアリング樹脂)と一緒に配合できます。
02 少量配合で難燃効果が得られるため、低コストな配合設計に貢献します。
03 ノンハロゲン系であるため、加工中の有害ガスの発生が抑えられます。
04 当社が独自開発した高温膨張タイプのTEG『MZ-260』は、耐熱性を260~280℃まで改善したものであり、高い温度条件の設計に貢献します。
05 少量ロット(紙袋/20kg)、大量ロット(フレコンバッグ/500kg)を用意しているため、
加工条件に沿った注文が可能です。

膨張性黒鉛TEG 用途例

利用分野

グラファイト
(黒鉛)シート

グラファイト(黒鉛)シート

TEGが使用される理由

グラファイト(黒鉛)シートは、
自動車のエンジン回りなどの高温部位やプラントパイプ、
半導体製造装置などに使用される製品であり、
狭く、複雑な形状スペースへの加工が要求されています。

優れた柔軟性、軽量であることや簡単にカットが可能であることなどといった、
TEG由来の優れた加工性が要求を満たしています。

利用分野

難燃樹脂パイプ
(給排水用)

難燃樹脂パイプ(給排水用)

TEGが使用される理由

ビルや集合住宅などといった建物の給排水用パイプには、
火災の時に延焼を防ぐために不燃あるいは難燃性能をもたせる必要があります。
これまで主流であった鉄やモルタルパイプには、
重量が有り、加工に時間を要すといった、課題が有りました。
この課題を解決するために、
難燃性をもち、かつ軽量で加工性に富んだTEGを使った難燃樹脂パイプが使われるようになりました。

利用分野

エンジニアリングプラスチック向け難燃剤

エンジニアリングプラスチック向け難燃剤

TEGが使用される理由

電気・電子部品や、自動車などの用途に使われている
エンジニアリングプラスチックでは、
難燃性能が要求されています。
難燃剤には、ハロゲン系が主に使用されていましたが、
安全面、環境面の問題から、ノンハロゲン系のTEGへの使用が期待されています
また、当社はエンジニアリングプラスチックの高い加工温度に対応した、高耐熱グレードのTEG『MZ-260』をラインアップしております。

よくある質問

FAQ

膨張倍率、灰分量などの物性を希望通りに変更できますか?

ある程度の範囲では、変更可能です。
詳細は当社営業担当者までお問い合わせくださいませ。

どのような外観ですか?

黒灰色の粉末です。サンプルをご提供することも可能ですので、実際に手に取ってご覧になりたい場合は、当社営業担当者までお問い合わせください。

使用期限はありますか?

基本的には劣化しませんが、6ヵ月以内のご使用を推奨しております。

共同研究、技術提携など一緒に取り組むことは可能ですか?

はい、別途ご相談させてください。まずは、当社営業担当者までご連絡ください。

お問い合わせ

お電話でもお気軽にお問い合わせください。

044-540-0105