人体は、さまざまな原因により肺が空気中の酸素を十分に取り入れることができず、生体組織が必要とする動脈血中の酸素が不十分な場合、低酸素症を起こして生体機能が低下します。医療用酸素は、それぞれの原因に適した方法で人工的に吸入することによって、生体機能を改善します。

規定区分

圧縮酸素

日本薬局方医薬品

液化酸素

日本薬局方以外の医薬品

医療用酸素の性質

物性データ

化学式

O\( \sf _2 \)

ボンベ色

黒色

配管・アウトレット色

緑色

外観・臭気

無色・無臭

ガス比重

1.11(空気=1)

性質

支燃性

臨界温度

-118.4℃

ボンベの種類

ボンベにはガスの状態で充塡されています。

 

 

 

 

病院における用途

  • 酸素欠乏による諸症状の改善

吸入用・吸入治療 呼吸器系疾患に対する吸入用
人工呼吸器・人工心肺などの吸入療法
救急患者の蘇生用
専用装置による高気圧酸素療法
麻酔 笑気麻酔の補助用酸素
合成空気 医療用窒素との混合による人工空気
  • 日本薬局方窒素と混合し、合成空気として使用
  • (液体酸素)気化設備を用いて気化し、日本薬局方酸素として使用

医療用酸素の主な取扱注意点

支燃性

火気・暖房の付近に置かない。
医療施設内の酸素の消費設備には,適切な消火設備を設ける。

支燃性

酸素に油脂類等は厳禁であり,バルブ,圧力調整器等接触する部分に油脂類を付着させてはならない。