酸化エチレン滅菌ガスは、ほとんどすべての病原性微生物を死滅させます。また、低温・高湿での殺菌効果、強い拡散性、高い浸透性、金属の非腐食性などの特長を有しています。
ただし、酸化エチレンは燃焼範囲が広く、重合爆発する性質を有しているため、通常は炭酸ガスで希釈し、不燃性、あるいはそれに近い状態にして使用されます。また、強い毒性を有するため特定化学物質に指定されており、使用施設では作業環境測定等が必要となります。

規定区分

酸化エチレン

日本薬局方以外の医薬品

商品名

  • ダイサイドシリーズ(ダイサイドH(N)、ダイサイドH20(N)、ダイサイドH30(N)、ダイサイド95%)

酸化エチレン滅菌ガスの性質

物性データ

化学式

C\( \sf _2 \)H\( \sf _4 \)O

ボンベ色

ねずみ色

配管・アウトレット色

なし

外観・臭気

無色・エーテル臭

ガス比重

1.52(空気=1)

性質

可燃性
※ただしダイサイド95%は毒性ガス

臨界温度

195.8℃

ボンベの種類

ボンベには液化ガスの状態で充塡されています。

病院における用途

  • 医療器具、器材及び衛生材料の殺菌

酸化エチレンの主な取扱注意点

ガス状の本品を吸入しないよう注意する。
液状の本品が目に入ったり手足についた時は大量の水で洗い医師の手当てを受ける。

容器置場には「火気厳禁」の表示を行い消火器を常備する。
容器置場の周囲2m以内には火気又は引火性・発火性のもの、腐食性のある化学薬品等を置かない。