難易度の高い超微小外科手術や治療の安全性、
患者さんの術後の高いQOLの実現を目指して開発に臨んだ8K 高精細顕微鏡

微小な血管や神経、リンパ管の吻合(ふんごう)等の微小外科手術(マイクロサージャリー)に不可欠な医療機器、「手術用顕微鏡」。近年、がんの手術などで切断されたより微小なリンパ管等を吻合する超微小外科手術(スーパーマイクロサージャリー)が行われ始めている中、8K映像技術を応用し、新開発の技術により3Dを使用することなく自然な立体視を実現しました。

Micro eight

特長

①ミクロンの世界を可視化

ハイビジョン(2K)の16倍の情報量を持つ高精細な8K映像技術により、毛髪(70μm)の1/10の大きさの被写体を可視化。細胞レベルまで観察が可能になり、難易度の高い手術や治療が安全にできるようになります。また、焦点距離の異なるレンズを術式に合わせて交換することで、より高精細な画像で超微小外科手術(スーパーマイクロサージャリー)が可能になります。

 

②新規開発の技術による立体視と深い焦点深度

8Kカメラと被写体との距離・角度・光源を、綿密に計算された適正な位置に調整し、単眼ながら8K高精細画像の立体視を実現。8K高精細画像が持つ「臨場感・実物感」の特長を活かし、意図的に影を作り立体感を創出し(ドロップシャドー効果)、3Dメガネを使用せずに自然な立体視が可能です。また、高精細で浅くなりがちな焦点深度も、軸を一定角度に傾斜させることにより深度を深めることを実現しました。

 

③大画面を見ながら、頭を上げたままの姿勢で手術が可能

接眼レンズを長時間覗く姿勢ではなく、頭を上げて大型モニターを見ながら手術を行えるため、首や肩、腕など身体への負担を軽減することが可能です。さらに、執刀医と医療スタッフ等が大画面を共有することで、術中の細かい注意点を視覚的に学ぶことが可能になり、研修医や学生に対してより効果的な教育も可能になりました。

参考画像

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