海外事業は、エア・ウォーターグループが成長を続ける上で、その原動力となる大きな柱の一つです。現在、北米エリアにおける事業展開は、現地パートナーとの連携や新たな仲間づくりを行いながら、エンジニアリング領域を中心とした展開を進めています。

産業ガス関連機器・エンジニアリング

国内では、深冷空気分離装置等の産業ガス製造プラントや、ガスアプリケーション機器の開発・製作・施工・メンテナンスなどを手掛けてきました。海外においては、当社が長年培ってきた産業ガス関連技術を強みに、グローバルなエンジニアリング拠点を整備しながら特長ある技術や製品群を取得しています。現在、北米エリアを中心に、各種装置やエンジニアリングを通じて市場への認知向上を図っています。さらに、将来的には、アメリカ版VSUビジネスモデルの普及を視野に入れた産業ガス供給事業の展開を目指しています。

Air Water America(エア・ウォーター・アメリカ)

米国での事業展開を見据えて、グループ会社を統括する会社を2018年1月に米国ニュージャージー州に設立しました。今後も引き続きM&Aを通じて、同地域での基盤整備を拡充していく方針です。

AW-AMCS(エア・ウォーターAMCS)

北米エリアにおいて、深冷空気分離装置(ASU)をはじめとする産業ガス関連プラントのEPC事業を行っています。なお、AMCS社(AMCS Corporation)は、産業ガス関連プラントの世界トップクラスのエンジニアリングサプライヤーです。

Taylor-Wharton Malaysia Sdn.Bhd(テーラー・ワートン・マレーシア)

マレーシアに製作拠点を有し、CEやLGCなどの貯槽用低温容器の製造を行っています。高品質でありながら、独自の製造ノウハウによりコスト競争力に長けた製品づくりを行っており、北米を中心にアジアなどグローバルな販売網を構築しています。なお、同社で製造された製品の一部は高圧ガス保安法の検査を受けて日本国内でも使用されています。

Taylor-Wharton America(テーラー・ワートン・アメリカ)

アメリカのテキサス州に製作拠点を有し、輸送用低温機器の製造・販売を行っています。特に、1999年の設立以降、液化ガストレーラーのほか、米国では主要な液化ガスの輸送手段である鉄道輸送用の極低温貨車や、油井・ガス井加圧用車両の製造・販売を手掛けており、低温輸送機器の分野では米国トップクラスのシェアを有しています。

TOMCO2 SYSTEMS COMPANY(トムコ)

食品・飲料向けの液化炭酸ガス関連機器の製造やメンテナンス分野において、米国市場を中心に、豊富な実績を有しています。高い技術力を活かし、工場等に併設される炭酸ガス供給設備のエンジニアリングや炭酸ガスローリーの設計・製作のほか、炭酸ガスを利用した水処理設備や消火設備等など幅広い領域で同社の技術が活用されています。