「エア・ウォーターさん」の心構え

入社後まもなくから新製品の開発を担当

2008年入社 田中 真子 (株)エア・ウォーター総合開発研究所 プロセス開発グループ

入社後まもなく、新製品の開発を担当。若手だからと甘えてはいられなかった。

「窒素・酸素などの工業ガスは、産業や医療など社会にとってなくてはならないもの。その開発に携われば、社会や人の役に立てるのではないかと思ってエア・ウォーターを志望しました」。学生時代、企業と共同研究したものが実際に製品化される経験をした田中。社会に出ても新しいモノを生み出す仕事をしたかったという。
現在、PSA(圧力スイング吸着)法を利用し、ガスを分離・精製する装置やプロセスの開発を担当。従来の装置のプロセス改善や、新規プロセス開発による装置の低コスト化・省エネルギー化を目指し、実験設備の設計から実験、報告までの一連の開発業務を任されている。

海外メジャーと提携し、技術を新規導入。大きな自信と責任感につながった。

入社後すぐに任されたのが、窒素を発生させるPSA装置で海外の大手ガス会社と提携して技術を新規導入し、新製品を開発するという大きなプロジェクトだった。
何度も試験を繰り返し、約8か月後に99.999%の高純度で窒素を発生させることに成功。もちろん上司や先輩など多くの人の力を借りなければ成しえなかったことだが、「自分で考えて問題を乗り越え、目標を達成できたことは大きな自信になりました」。同時に、若手であっても甘えていられないという責任の重さも実感した。

周りの人に支えられて今の自分がある。仕事を楽しむ姿勢と、感謝の気持ちを忘れない。

田中のこれまでの経験の中で、1年目の技術導入と同じぐらい印象に残っているのが2年目の実機の設計だ。台湾に納入したVP(大型の酸素発生装置)の立ち上げで、初めて自分の手で実動までの調整を担当した。現場での立ち上げは補助的な立場で何度か経験していたが、「問題なく装置が動くまで何度も調整を繰り返し、2週間かけて実動となったときには大きな達成感がありました」。エア・ウォーターでは、若いうちから次々に仕事を任されるため、責任感をもって仕事と向き合うことで成長できるのだという。田中は、上司や先輩と接することでそれを感じている。彼女の上司は装置をひと目見れば問題がわかり、「PSAの神様」と社内で呼ばれるほどのプロフェッショナル。他のグループのメンバーもそれぞれの専門分野で持ち味があり、経験の浅い若手を導いてくれる。その豊富な知識や判断の早さは、若い頃から積み重ねてきた努力の結晶に他ならない。新しいモノを生み出すときには、多数の文献を調べ、周りの人と話し合い、試行錯誤を繰り返す。その過程を経て、研究・開発したものが製品になったときの達成感の大きさは計り知れない。
「仕事は決して楽しいことばかりではないし、1人ではできません。だからこそ周りの人と協力しながら、前向きに楽しんで取り組みたい」と、田中はいう。身近に手本となる人材が集まる環境で、仕事を楽しむ姿勢と周りの人への感謝の気持ちをもつこと。これが大きな目標を達成すると同時に、成長へとつながる大切な要素なのだ。

私が歩んだ道

1年目
高純度・高効率PSA装置の開発に携わる。海外メジャーからの技術導入を果たし、新製品を開発。入社1年目にして電力原単位の大幅な低減に貢献した。
2年目
台湾に納入した大型酸素発生装置の立ち上げに携わる。それまでの補助的な立場ではなく、初めて自分の手で実動までの調整を担当した。実機が稼働することへの感動や達成感、責任の大きさを実感した。
3年目~
新しい構造をもつ酸素PSAの開発に携わる。従来装置の電力原単位を削減するため、構造の検討に取り組む日々。この開発が成功すれば競合他社との差別化にもつながる。

仕事連携フロー図

実機の設計やメンテナンスに関わる関係会社との連携が欠かせない。また、新技術導入などの調整は事業部と行うため、そのコミュニケーションも重要となる。
装置の立ち上げ時など、お客様のもとには営業と同行する。

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