「エア・ウォーターさん」の心構え

あらゆる角度からとことん突き詰めて研究

2005年入社 高橋 貞充 (株)エア・ウォーター総合開発研究所 第一技術開発グループ

あらゆる角度からとことん突き詰めて取り組む。研究は、何よりデータがモノをいう仕事だから。

入社9年目の高橋が携わるのは、-200℃レベルの極低温を発生させるパルスチューブ冷凍機の開発。真空中のコールドトラップや、液化ガスをつくる自社プラントに組み込まれるものだ。日々、性能向上や技術を応用した製品化に努めている。外部の機関と協力しながら、超電導の分野で高温超電導コイルの冷却に利用する研究も始まった。どちらの業務も何度も調節を繰り返し、最適化への道を探る。この冷凍機は特許を取得した自社技術。「世界でも最高レベルの性能を誇り、それに携われるのが大きなやりがいです。夢のある仕事だと感じますし、最先端の技術に関わる喜びがあります」と高橋は語る。

ある分野でのスペシャリストになることと、新しいテーマにどんどん取り組む貪欲さが大事。

エア・ウォーターでは、入社間もない社員でもすぐにその分野のスペシャリストになることを求められ、そういう気持ちで仕事に取り組む姿勢が受け継がれている。
高橋が携わる研究という分野は、データがものをいう仕事。豊富な知識をもつ上司やお客さまに納得してもらうためには、数字として結果を出すことを追求しなければならない。一方で「新しいテーマに挑戦する時は知識を身につけるチャンス」。知識の深さと幅広さを両立させたいという向上心を忘れることはない。

未来へと夢の広がる仕事と、恵まれた環境が、さらに自分を高めていく力となってくれる。

入社3年目、それまで携わっていた技術を応用して小型の液体窒素発生装置をつくるプロジェクトの主担当になった高橋。もともとある冷凍機を小型の装置に組み込めるよう専用設計を行い、条件を最適化して能力を高める。その後、組み込む側の装置の設計を行い、実際に製作して完成。形式化された業務に思えるが、設計や制御を考える段階では機械や電気の知識を一から勉強したり、周りの人に聞いたりしながら、なんとかやり遂げた。外部の製作会社とも打合せを重ね、1年間の試運転を経て3年がかりで完成。「初めてメインの担当として取り組んだ製品で、大きな達成感がありました」。この装置はまもなく発売となり、大学の研究施設など液体窒素を常時使う施設で利用される。
今後は、入社以来携わっている冷凍機を市場に広めていくのが当面の目標だ。さらに超電導の分野では、リニアモーターカーの超電導磁石の冷却にもこの技術を使えるのではないかと夢が広がる。
「研究を重ねるうちに『製品を売る側の視点』も必要だと考えるようにもなってきたので、将来的にはそういう分野でも仕事をしてみたい」と、研究とは異なる分野に挑戦する意欲も見せる高橋。学生時代からエネルギー問題に関心があり、エア・ウォーターは第一志望の企業だったという。「入社してみると、仕事の内容はもちろん、人の良さが当社の魅力だと感じます」。オンとオフのバランスが取れ、松本の地域にも根づいている。この心地よい環境が、向上心をもって仕事に取り組む原動力となっているのだ。

私が歩んだ道

2年目
冷凍機を自社プラントに組み込む業務を担当。
新規導入の際、お客さま先での試運転やプラントに携わる方々への説明を行い、携わった製品が動くのを目の当たりにするとともに、実際に使われるやりがいを実感。
3年目
小型液体窒素発生装置の計画から製品化までの主担当に。ボタンを押せば液体窒素が出てくる装置で、基礎開発や設計を経て、約3年後に装置が完成。自分で一から関わった製品が市場へ出ていく大きな達成感があった。
6年目~
異動した上司の後を引き継ぎ、超電導分野などのお客さまとの技術窓口も担当することになり、実験や装置についての打合せに行く機会も増えた。それまで関わってきた分野とは異なる、新しい分野のテーマにも挑戦。

仕事連携フロー図

基礎となる技術の開発や設計を総合開発研究所で行い、実機は設計のカンパニーと打合せながら製作。
お客さまには営業を通した窓口とは別に技術窓口として直接対応し、要望に応える。

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