ニュースリリース

住商エア・ウォーター、移動式水素ステーションを開発

2003年01月30日

エア・ウォーター株式会社
(証券コード 4088)
東証・大証・名証各一部・札証

【概 要】
住商エア・ウォーター(社長:松本 正基、本社:東京都港区)は、燃料電池自動車への水素供給用に「移動式水素ステーション」を日本で初めて開発した。
既にトヨタ自動車への販売及び日産自動車へのレンタルでの採用が決定しており、燃料電池自動車メーカーを中心 に販売を拡大し、定置型の水素ステーション建設と併せ今後の水素事業の柱としていく。

今般、住商エア・ウォーターが開発・製作した「移動式水素ステーション」は、10トントラックや大型トレーラー上に超高圧容器、コンプレッサー、超高圧ディスペンサー等をシステム搭載したもので、燃料電池自動車が要求する場所に移動し、その場で圧縮水素を供給する。販売価格は1台約5-6,000万円。水素の圧力は燃料電池自動車側の燃料タンクの最高圧力である350気圧をクリアする400気圧を実現、水素ステーションから自動車の燃料タンクに直接供給することができる。

住商エア・ウォーターは自動車メーカー以外にも公共交通機関や地方自治体等、今後燃料電池自動車の導入が見込まれる事業者への販売を行う。また、将来的には工場やレストラン、家庭用の電源として利用される燃料電池の水素補給車としての利用も想定している。

さらに、今回実用化したタイプのほか、住商エア・ウォーターが独占販売権を持つベルギーのバンデンボロ・ハイドロジェン・システムズ社製の水素発生装置(水の電気分解方式)を併せ搭載した自己完結型の移動式水素ステーションや850気圧の超高圧での水素ステーションも近々実用化する計画である。

【背 景】
燃料電池自動車は次世代の低公害車として普及が急がれ、政府も昨年末に首相官邸、経済産業省、国土交通省等に5台を導入するなど力を入れている。燃料電池自動車には燃料である水素を供給する水素ステーションの整備が不可欠だが、現時点で使用可能なものは横浜市鶴見区に一箇所あるだけである。政府が中心となり、首都圏で5箇所のステーション建設が進められているが、5箇所とも定置式であるため燃料電池自動車の走行可能範囲が水素ステーションの近隣に限定されるのが実情である。
住商エア・ウォーターは住友商事とエア・ウォーターとの合弁会社で全国的に水素の製造販売を行っているが、とくに圧縮水素の販売では約30年の実績を有する。「移動式水素ステーション」はこうした経験や実績を基に海外から超高圧に耐える機器を導入して開発した。移動式水素ステーションに搭載する圧縮水素は住商エア・ウォーターの袖ヶ浦工場(千葉)で適時充填される。

住商エア・ウォーターでは水素社会の実現には水素の安全かつ簡便な供給方法の構築が必須と考え水素の発生方法も含めた様々な関連ビジネスに取り組んでおり「移動式水素ステーション」もその一環である。今後も水素メーカーの立場から燃料電池自動車の普及に積極的に貢献していく方針である。

以 上

 

   【本件に関するお問合せ先】
◇ エア・ウォーター株式会社 広報室長  岸 貞行
〒542-0083 大阪市中央区東心斎橋1丁目20番16号
TEL.06-6252-5411 / FAX.06-6252-3965

◇ 住商エア・ウォーター株式会社 開発部担当部長 横山 和典
〒542-0083 東京都港区新橋2丁目13番8号
TEL.03-5512-4770 / FAX.03-5512-4780

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