ニュースリリース

電炉向け酸素吹き込み超音速ジェットバーナーシステムを納入

2006年09月20日

エア・ウォーター株式会社
(証券コード 4088)
東証・大証 各一部・札証

電炉向け酸素吹き込み超音速ジェットバーナーシステムを納入
(コージェット ガスインジェクション システム)

 エア・ウォーターは電炉向け酸素吹き込み超音速ジェットバーナーシステム(コージェット ガスインジェクション システム:以下、コージェットシステム)をこのほど3電炉メーカーへ納入し、本格稼働しました。当社が、コージェットシステムを開発した米国工業ガスメーカーPraxair社(プラックスエア)と同システムの日本市場での販売代理店契約を締結し、納入・販売したものです。プラックスエア社の長年の経験と実績が蓄積されたコージェットシステムは、エア・ウォーターが持つエンジニアリング技術と、トータルソリューションサービスにより、国内での多様なニーズに対応した個別のシステム提供を可能とし、日本市場での納入を実現しました。
 今後は電炉メーカーへのコージェットシステム提案に加え、新たな応用技術の充実により、鉄鋼関連への提案を拡大し、酸素ガスの拡販へもつなげていきます。

1.コージェットシステムの特長
 ① コージェットシステムはランスとバーナーの両方の機能を保持し、電炉の炉壁に固定し設置します。
 ② バーナーの中心から噴射速度500m/秒以上の超音速ジェット気流で酸素を噴射し、炉内の解けた鋼の内部まで到達させ脱炭を行います。

2.コージェットシステムのメリット
 ① 酸素バーナーにより鋼の溶解時間を短縮
 ② 噴射酸素速度を超音速に保持できるため、溶鋼中に効率よく進入し脱炭効率を高めます。
 ③ 炉壁固定型のため消耗ランスパイプや水冷ランスが不要となります。
 ④ 従来のランス作業がなくなることにより、炉前ドア開閉の必要がなく、熱損失を防ぎ炉前作業の安全性が向上します。
 ⑤ エネルギーの有効利用と熱損失の最小化により、電力原単位の低減と通電時間の短縮によって生産・効率性が向上します。

<ご参考:一般的な従来方式>
電極によるアーク熱とバーナーによる熱エネルギーによりスクラップを溶解します。続いて、スクラップのカッティングと精錬としての脱炭にランスパイプから大量の酸素を吹き込みます。この時、消耗ランスや水冷式ランスが用いられますが、いずれも炉前ドアを開放し入口から操作されます。操作範囲は入口部分に偏るため、炉内に均一な酸素供給が難しく、製品の収率を上げるためには多量の酸素と、そのための精錬時間を要していました。また、ほとんどの場合ドア開放のため、冷たい空気が入り、熱効率を低下させ結果として電力と時間がかかります。

以上

   【本件に関するお問合せ先】
◇ エア・ウォーター株式会社 広報室長  岸 貞行
〒542-0083 大阪市中央区東心斎橋1丁目20番16号
TEL.06-6252-5411 / FAX.06-6252-3965

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