環境・社会

価値創造の考え方

トップコミットメント

多様なステークホルダーへの責任を果たしながら永遠に成長し続ける企業を目指してまいります。 エア・ウォーター株式会社 代表取締役会長・CEO 豊田 昌洋

 2017年4月、エア・ウォーターグループは業容の拡大と今後の成長戦略を踏まえ、経営の継続性を維持していくために経営体制の大幅な刷新を内容とする「経営改革2017」を実行しました。産業ガス、ケミカル、医療、エネルギー、農業・食品、物流の6カンパニーに、海水、エアゾールの2つの主要独立事業を加えた8つの事業、そこに8つの地域事業会社の機能を併せて、さらに一層事業の広がりを作っていきたいと考えています。今後は「8つの事業を中核とするコングロマリット経営」をコンセプトに、豊かな多様性を備えた企業集団としてさらなる成長を目指してまいります。

中期経営計画「NEXT-2020 Ver.3」の進捗

 当社グループでは現在、2010年に掲げた「NEXT-2020 1兆円企業ビジョン」の第3ステップにあたる中期経営計画「NEXT-2020 Ver.3」に沿って、各事業分野の施策を着実に進めています。同中計は「構造改革と持続成長へのさらなる挑戦」を基本コンセプトとしており、初年度の当期(2016年度)は、製造業の広い範囲でガス需要が堅調であったことから産業ガス関連事業が収益を拡大したほか、農業・食品関連事業において積極的なM&Aを進め、事業拡大に取り組みました。また、医療関連事業、エネルギー関連事業では、収益力強化のための構造改革を進めました。
 これらの結果、当期の連結売上高は6,705億3千6百万円(前期比101.5%)の増収となりました。利益面でも、営業利益413億4千1百万円(同104.6%)、経常利益412億5千1百万円(同117.6%)、当期純利益223億3千7百万円(同110.9%)と、いずれも増益となり、中計の達成に向けて着実に前進した1年であったと捉えています。

エア・ウォーターにおけるダイバーシティ

 当社グループは、M&Aを原動力に拡大し発展してきた多数の異なる事業の集合体です。様々な企業風土を融合させてきたことで、グループには互いの違いを受け入れる文化、すなわちダイバーシティが根づいています。それは「ねずみの集団経営」を基本戦略とする当社グループの大きな強みでもあります。私たちは事業の多角化と収益力強化を進めることでいかなる経営環境でも安定成長を続けられる「全天候型」の経営体制をさらに深化させるため、今後の事業拡大においても、このダイバーシティがより重要性を増していくと考えています。
 現在のダイバーシティ推進では、外部からの多様な人材の受け入れと共に「女性が活躍する職場づくり」を重視しており、「若手社員の育成」と併せて様々な改革を推進中です。
これらの改革が社員一人ひとりの成長と、グループ全体の発展に、必ずつながっていくと信じています。

社会と共に永遠に成長し続ける企業を目指して

 企業は、つねに社会から必要とされ続ける存在でなければなりません。お客様や、株主・投資家の皆様はもちろん、当社が事業を展開する各地域の人々やその自然環境、事業を支える従業員も当社にとっての重要なステークホルダーであると考えています。
 環境問題を含む様々な社会の課題と真摯に向き合い、それに応えていくためには企業は社会と共に「成長」していかなければなりません。「成長」とは形を変え続けることであり、当社グループはこれを実践し続ける会社でなければならないと考えています。
 「永遠に成長をし続ける企業」を目指して、これからもステークホルダーの皆様への責任を果たし、共に歩み続けます。